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鮮やかなパープル文字盤を備えた“モリッツ・グロスマン”新作時計に注目

120年前のグロスマンの遺産を受け継ぎ、2008年にドイツ、グラスヒュッテに創業した“MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)”。

歴史的な部分を単に模倣するのではなく新たな伝統を作り上げ、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける“新しい時代の原点”を創り出している。

この度、同ブランドの主力ラインである“セントラルセコンド”のバリエーションモデルとしてパープル文字盤モデルが発表。

手首できらめく鮮やかなパープルカラーに、カジュアルシーンにも適したクーズーベルトを組み合わせている。

モリッツ・グロスマンは昨年、ブランド初となるセンターセコンドモデル、セントラルセコンドを発表した。

これまでのモデルでは6時または7時位置にスモールセコンドが配されていたが、セントラルセコンドでは洗練された長い秒針を文字盤の中央に配置。

スチール製の針には、暗所でグリーンに光る蓄光ハイセラム樹脂を充填。スポーティな印象に合わせケース素材にはステンレススチールを採用している。

鮮やかなパープル文字盤は豊かな光彩をたたえ、均整の取れたインデックスや針のデザインが洗練された印象を強める。

また繊細なサンレイ仕上げが施されており、光の強さと見る角度により色合いを変え美しくきらめくだろう。

セントラルセコンドに搭載されたキャリバー100.11では、職人が丁寧に手仕上げしたパーツを見ることができる。

プレートと地板に用いられるジャーマンシルバー特有の、温かみのある色調をそれぞれ異なる仕上げを施したパーツの数々が際立たせており、ブラウンバイオレットに焼き戻したネジとも調和。

また秒針をセンターで駆動させるために、ゼンマイの力は中間車を介して3番車から、新たに設計された中央の2番車へと伝えられる。

さらにムーヴメント全体の外観のバランスを整え調和させるため、ムーヴメントのパーツは同じ高さへと揃えた。そのため、プレートと角穴車の厚みをそれぞれ調整しているのだ。

最高水準の職人技は、角穴車の歯の1枚1枚にも見ることができる。

角穴車の歯先は綺麗に面取りされており、ポリッシュ仕上げが美しい光沢を放つ。また角穴車の表面には細やかなサンレイ仕上げも施されている。

これまでのグロスマン製ムーヴメントとは異なり、キャリバー100.11の丸穴車はプレートに覆われ、角穴車の横には目を引く大きなサイズの新たな中間車がある。

さらにムーヴメント中央の秒針用の歯車も手作業で面取りされ、丁寧に磨かれているのだ。

このように、グラスヒュッテの古典的な技法と現代の技術を併せもった革新的なムーヴメントを搭載したこのリミテッドモデルは、“最も美しいドイツの職人技”という理念を表している。

MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)
セントラルセコンド パープルダイヤル


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