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価格は935万円!カンパノラ初のトゥールビヨンにコラボの理想形を見た!──カンパノラ グローバルアート コレクション 「天」&「地」

シチズン時計のカンパノラは、ラ・ジュー・ペレ社と協業した「グローバルアート コレクション 天」と「グローバルアート コレクション 地」を発売した。ブランドとして初めてトゥールビヨンを搭載する限定モデルの価格は935万円だ。

国境を越えたロマン!

シチズンは、「カンパノラ」に初のトゥールビヨンを搭載したモデル「グローバルアート コレクション 天」と「グローバルアート コレクション 地」を発売した。

カンパノラは“宙空の美”をデザインコンセプトに掲げるシチズンの高級ラインだ。特徴は見返しリングやブランドの代名詞である五徳リングなど、パーツを多層に配することによって得た立体感あふれる文字盤や、大きくカーブしたサファイアクリスタル製の風防などに見られる。カンパノラはこれら要素を組み合わせることによって、手首に収まるたった4cm前後の腕時計の中で小宇宙を巧みに表現してきた。

そんなカンパノラの最新モデルが天と地である。注目すべきは大きくふたつ。新設した「グローバルアート コレクション」から登場したこと、そしてフライングトゥールビヨンムーブメントを搭載していることだ。

グローバルアート コレクションとは、日本とスイス、両国の時計作りの美学を融合して至高の時計を作るという理念の下に生まれた、新しいシリーズである。日本の美を感じさせるデザインにシチズン傘下のムーブメント会社「ラ・ジュー・ペレ」製ムーブメントを組み合わせたモデルを展開していく。

大切なのはシチズンも強調するように、両社による協業だという点だ。たとえば、文字盤には会津漆の伝統工芸士、儀同哲夫による漆塗りが施されているが、あくまでデザインは搭載ムーブメントとモデルコンセプトに合致する形を日本とスイスで擦り合わせた結果である。

ムーブメント開発・製造はラ・ジュー・ペレが担っているが、実際の開発現場にはシチズンの開発技術者である中川太郎が大きく関わっている。決してどちらかの主導で作られたのではなく、それぞれの意思がしっかりと反映されたプロダクトになっているのだ。

時計愛好家が気になるであろう、「Cal.Y392」を見ていこう。ベースとなるのはラ・ジュー・ペレ製の手巻きフライングトゥールビヨン。発表当時、「世界最薄のトゥールビヨン」として話題を呼んだ名機である。Cal.Y392としてカンパノラに搭載するにあたってはテンワのアミダの本数を増やしたり、ガンギ車をLIGAで製造したりするなど改良が加えられた。最大の変更点はトゥールビヨンキャリッジにブランドロゴのベルマークが与えられたことだろう。

【セール】CITIZEN 腕時計 シチズン ブルーエンジェルス 偽物 エコドライブBJ7006-56L

型番 BJ7006-56L
ケースの形状 丸型
表示タイプ アナログ
ケース素材 Stainless Steel
ケース直径・幅 42 millimeters
ケース厚 12 millimeters
バンド素材 ステンレススチール
バンド幅 24 millimeters
バンドカラー シルバー
その他 機能 ねじ込み式クラウン
本体重量 154 g
耐水圧 200 m

トゥールビヨンキャリッジは出来るだけ軽く作るのが定石だ。一見大きく重いように感じられるベルマークの存在は、キャリッジ自体の負担が大きくなるうえに、重量バランスが崩れることによって、姿勢差の平均化というトゥールビヨン本来の役割すらも失ってしまうように思えるだろう。

前述の中川はキャリッジを一から見直した。重いパーツをキャリッジの中心に集めたうえでモチーフが載る側の地板を細く、その反対側を太く設計することによって重量の平衡を取っている。さらに裏蓋側にも改良を加えて、ベースムーブメント以上にキャリッジの重さを抑えることに成功した。

仕上げを見るとダイヤモンドカットを中心とした面取りにラ・ジュー・ペレらしさを感じることができるが、半面、地板の仕上げはサティナージュ、とシチズンのCal.0200に共通したキャラクターをもつ。このあたりからも天と地が両社の“協業”であることが確認できる。

日本とスイスのいいところを凝縮した新作。2本は935万円という価格も含めて、まさに国境を越えたロマンだ。

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72番や122番よりも明らかに高い、ルミノールクロノPAM00052

パネライ初期世代のクロノグラフといえば、マーレノストゥルムでありますが、それはプレヴァンドーム時代の作品。リシュモングループ入りして以降での初期作品は、このルミノールクロノPAM00052であります。

リシュモン時代における、初期パネライの特徴といえば、上級モデルにゼニス製ムーブメントを搭載していたという傾向があります。

この52番には、エルプリメロが搭載されており、ラジオミールの非限定モデルとともに、当時のパネライにおける上級モデルの中心的ともいえる存在感となっていました。

ただ、52番は1999年に500本限定で登場した“限定モデル”。限定でないモデルは、翌年2000年に登場した72番であります。

52番と72番、どちらも黒文字盤ですが、両者の違いは、52番が銀色のインダイヤルなのに対して、72番は黒という点。また、52番にはデイト表示がありません。

ちなみに、エルプリメロ搭載パネライの最終モデルとして2002年に122番が登場していますが、そちらは52番と同様、インダイヤルが銀。パネライに詳しい方でないと、見分けが付きづらいといえます。

また、122番は非限定モデルでありますが、2002年のみの生産かつ、エルプリメロ最終世代ということもあって、数が少なくレア。数年前までの中古市場では、52番よりも出現数が少なく、希少性が高いという印象があったといえます。

とはいえ、52番、72番、122番といったルミノールクロノの中で、どれが一番レアかというと、やはり最初に登場した52番ということになるでしょう。

52番は、最も先に登場したルミノールクロノであると同時に、“デイト表示がない”とか、一部モデルはべゼルにタキメーターが無いといった特徴があるわけです。

そういった初期モノらしいイレギュラー感と、銀色インダイヤルの格好良さがあいまって、52番の評価は2019年頃からようやく高い状態となってきたわけですが、2022年現在では、72番や122番よりも明らかに高いという立ち位置になっているのです。

パネライ コピーPANERAI ルミノールクロノ デイライト PAM00250

タイプ 新品 メンズ
型番 PAM00250
機械 自動巻き
材質名 ステンレス
文字盤色 ブラック
文字盤特徴 アラビア
外装特徴 タキメーターベゼル
ケースサイズ 44.0mm
機能 デイト表示
クロノグラフ
付属品 内・外箱
ギャランティー
革ベルト・尾錠 共に純正

現在、72番は約89万円(ABランク以上のボトム価格)、122番は約130万円という水準ですが、この52番は149万円という状態。

2016年において、52番は72番と同じぐらいの価格帯に位置していたわけですが、今ではすっかりレアモデルらしい評価がされるようになったといえます。

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