記事一覧

「アンダーカバー」2015年春夏パリ かじり取られた真っ赤なチェリーが意味するも

アップロードファイル 11-1.jpg

ランウェイには人の背の高さほどある大きくて真っ赤なチェリーの置き物が並べられた。可愛らしいが、顔が彫られたり、部分的にかじり取られたりしていてシュール。それはまさに「アンダーカバー(UNDER COVER)」のダーク・ファンタジーの世界。「無垢から狂気へ」。デザイナーの高橋盾があげた今シーズンのキーワードだ。
 冒頭はピュアな白鳥のシーン。パステルカラーのチュールやシフォンを使ったチュチュのような甘いドレスは、白襟ならぬ黒襟をつけてピュアな中に一さじの毒を加えている。基本は短い丈のトップスと、ボリューミーなボトムスで作るフィット&フレアでガーリーに。ただし、コッパー色のサイクリングパンツなど、スポーツアイテムを絡めることでカワイイだけでは終わらせない。
 キーモチーフは鳥。ブラトップも鳥の羽根で覆い、ファンタジックだ。コートやバッグは透明なPVCのポケットにiPadミニを仕込み、鳥が羽ばたく映像を流している。

 後半に向けて、白鳥が黒鳥へ姿を変えるように、黒や赤を多用し強さを増していく。一遍の物語を紡ぐようなショーの展開は、観る者を「アンダーカバー」のダーク・ファンタジーの世界へと引き込んでいく。

 ボディペインティングのように全身に飾ったアクセサリーは、「アンブッシュ」のデザイナー、ユンが手がけたもの。彼女がデッサンから起こした花もまた、ピンクで可愛らしいが近くで見ると食虫植物のようで少しグロテスクだ。

2019年春夏キャンペーンビジュアル 主要ブランドを手掛けたフォトグラファーは?

アップロードファイル 10-1.jpgアップロードファイル 10-2.jpgアップロードファイル 10-3.jpgアップロードファイル 10-4.jpgアップロードファイル 10-5.jpg

2019年春夏のキャンペーンビジュアルが出そろった。フォトグラファーが撮り下ろした1枚1枚からブランドが表現したいイメージを読み取ることができる。どのフォトグラファーを起用し、どんなビジュアルが誕生したかを一挙に紹介する。

グレン・ルッチフォードが監督・撮影を務めた「グッチ」は、ミュージカル映画の黄金期を思わせるカラフルでエネルギーに溢れたビジュアルが完成。1940年代から50年代のミュージカル映画の楽しげなストーリー展開を思わせる、遊び心に満ちている。グラマラスな中に漂うシュールなムードが見る者を引きつける。

シャロン・エイアルによる振り付けで柔軟な躍動感をショーで印象付けたコレクションを、英国人女性ハーレー・ウィアーが撮り下ろした。「ディオール」のマリア・グラツィア・キウリが生み出したヌードカラーのアンダーシャツやドレスの柔らかな動きと、踊り、絡み合うモデルたちの繊細なボディーラインが、女性の強さとしなやかさを描き出している。

「シャネル」はカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が7人のモデルを撮影。素肌にゆったりとしたボリュームの軽やかなツイードのドレスやスーツをまとわせ、軽やかな印象に仕立てた。ニュートラルカラーの背景がモデルの素肌やウエアのカラーを引きたたせ、夏の日差しを思わせる陰影がよりフレッシュで健康的なイメージを演出する。

リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)は「バーバリー」での初のキャンペーンビジュアル制作にニック・ナイトを始め、ファッション誌を中心に活動する気鋭写真家のレティ・シュミッタロウら6人のフォトグラファーを起用。英国の多様性やスピリット、包括性を、世代やカルチャーの異なる幅広いモデルと共にさまざまなアプローチで捉えた。

クリエイティブ・ディレクターを務めたカール・ラガーフェルドが撮影。「フェンディ」の本社であるイタリア文明宮からインスピレーションを得たというセットの中で、カイア・ガーバーを含む最旬トップモデル3人を起用して、モダンかつクラフツマンシップ溢れるコレクションをクリアに描き出した。

1980年代に「エンポリオ アルマーニ マガジン」のアートディレクターを務めたジョルジオ・アルマーニの妹、ロザンナ・アルマーニ(Rosanna Armani)が指揮を執り、共に同誌を手掛けたカート・マーカスが撮影。砂丘と水で境界線が曖昧な異空間を作り出し、見る者を非日常へと誘う。

黒をメインにボリューム感たっぷりのコレクションを発表した「ヴァレンティノ」を、ユルゲン・テラーが生々しく撮り下ろした。バッグを握ってカメラを見据えるアドゥ・アケチやマリア・カルラボスコーノと、オーバーサイズ・ハットを被って踊ったり、両手を広げて長い髪を振り乱すクリステン・マクメナミーの静と動の対比がドラマチック。

映画撮影技師ブノワ・デビエ撮影監督のキャンペーン・ショートフィルムから切り取ったモデルたちの静止画で構成。「プラダ」はウィリー・ヴァンデルペールの撮影で、静と動、カラーとモノクロを組み合わせ、ミステリアスなムードが漂う映画のポスターのように仕上げた。2017年春夏から広告キャンペーン「365」の一環でもある。

デヴィッド・シムズ撮影による「ミュウミュウ」のキャンペーン「SOMEWHERE, NOWHERE(どこでもないどこか)」の舞台は車中。出発でも到着でもない不確かなタイミングをぼんやりとした風景とともに捉え、普遍性を感じさせるビジュアルを生み出した。虚空を見つめる女性たちは何を考えているのか。想像をかきたてる。

「バレンシアガ」は1990年代からギャングを撮り続けている英国人、ロバート・エイガーをフォトグラファーに起用。多様な人種と世代のモデルをモノクロームで撮り下ろし、エレガンスやグラマーを現代的に再解釈したコレクションを、力強いビジュアルに落とし込んだ。モデルたちの鋭い視線がストーリー性を高めている。

モデルのカーラ・デルヴィーニュとオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)「バルマン」クリエイティブ・ディレクターがヌードで絡み合う姿をダン・ベレユが撮り下ろした。「黒人もしくは人種が入り混じった肌の色と、白人という異なる肌の色が“再会”している様子を表現した」とルスタン。

ワークシャツの定番コーデもご紹介

アップロードファイル 5-1.jpgアップロードファイル 5-2.jpgアップロードファイル 5-3.jpgアップロードファイル 5-4.jpgアップロードファイル 5-5.jpg

味のあるトップスをお探しの方におすすめなのが「ワークシャツ」。機能性と独特のデザイン性を兼ね備えたユニークなアイテムです。

ここでは、世界中から選りすぐったワークシャツのおすすめブランドを取り上げます。ワークシャツの選び方や定番コーデもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
坑夫や農民のための作業着をルーツに持つのがワークシャツ。実用性に優れた頑丈な仕上がりはもちろんですが、無骨で男らしい独特のルックスが魅力です。本格的なワークテイストが楽しめるモノからファッションブランドによるデザイン性の優れたモノまで、多種多様なワークシャツが展開されています。
ワークシャツを選ぶ上でまずチェックしたいのが生地。薄手のワークシャツはロングシーズンで着まわせるのが魅力です。1枚で着用するのはもちろん、インナーとしてもさまざまなコーデで活躍してくれます。

一方、トップスやアウターとしての用途をメインに考えている方には厚手のワークシャツがおすすめ。中でも、裾がフラットなスクウェアカットのワークシャツは、シャツジャケットのような着こなしが楽しめます。
ワークシャツを中心にコーデを組み立てたい方には、個性的なデザインのモノがおすすめ。ウェスタンスタイルを採用したモノやワッペンによる装飾、ダメージ加工などを施したアイテムは、独特のテイストが魅力です。

一方、汎用性に優れているのはプレーンなデザインで仕上げられたワークシャツ。コーデの雰囲気を壊すことがないので、さまざまな場面で有用です。

大手セレクトショップ「ビームス」の1レーベル。現代的なファッションやライフスタイルを提案しているブランドです。カジュアルからビジネスまでのオリジナルウェアや雑貨を幅広くラインナップしています。
上品なルックスが印象的なシャンブレーワークシャツ。強度に優れた生地は使い込むことで柔らかくなるので、経年変化によって増していく着心地のよさを楽しめます。

チノパンと合わせるようなカジュアルコーデはもちろんですが、ジャケットスタイルのインナーにもおすすめできる汎用性に優れたアイテムです。

品のよいアイテムを得意とするセレクトショップ「シップス」。その中で、トレンド要素を取り入れたカジュアルスタイルを提案しているレーベルが「シップスジェットブルー」です。ワークシャツをはじめとしたトップスも、カジュアルながら1枚でも様になるようなデザイン性を兼ね備えたアイテムを多く展開しています。
「ストーンウォッシュ加工」によるこなれた風合いが魅力のワークシャツ。柔らかな着心地のおかげで袖を通すのが楽しくなるアイテムです。

裾の長さがフラットなので、ブルゾンのように着こなすことも可能。インナーとしてもアウターとしても使用できるアイテムをお探しの方におすすめのワークシャツです。
1989年の設立以来、全国に展開するセレクトショップ「アーバンリサーチ」のオリジナルブランドです。「環境」と「心地よい暮らし」をテーマに掲げ、暮らしをよりよくするアイテムをラインナップ。気負わずに着られるベーシックな製品で人気を集めています。
フランスの老舗ワークウェアメーカー「ダントン」に別注したワークシャツ。コットンポプリン生地のしなやかな表情が上品な雰囲気を演出しています。

ゆとりのあるシルエットと長めのスリーブを採用したことによる、リラックス感のある着心地が魅力。ジーンズやハーフパンツと合わせて軽やかな春夏コーデを完成させるのにもってこいのアイテムです。
1922年に生まれた、アメリカを代表するワークウェアブランド。バッグやキャップといったアクセサリーも含めた幅広い商品展開で、世界的な人気を誇っています。ディッキーズのウェアは頑丈な仕上がりで知られており、安心して着用できるのが魅力です。
ディッキーズの定番ワークシャツ。汚れが落ちやすく耐久性に優れた生地を使用しているので、本格派のアイテムをお探しの方におすすめです。

フロントのロゴワッペンと刺繍がアクセントになったデザイン性が魅力。ネイビーのほかに、オレンジやグリーンといったインパクトのあるカラーリングが展開されています。
サンフランシスコ生まれのワークウェアメーカー。ベーシックなデザインにストリートの要素を取り入れたアイテムで、幅広い層からの支持を集めています。アメリカンカルチャーが好みの方におすすめのブランドです。
ブランドロゴをモチーフにしたアメカジテイストの漂う総柄プリントが目を惹くワークシャツ。見た目にも柔らかな、とろみのある生地感によってリラックスした雰囲気が完成しています。

インパクトのあるデザインなので、シンプルなボトムスとラフに合わせるのがおすすめ。春夏のコーデにリゾートテイストを取り入れたい方にもってこいのアイテムです。
「リーバイス」はデニムの代名詞的ブランド。1870年代にジーンズの原型となるパンツを生み出した後も、「伝統と革新」というコンセプトのもとでさまざまな名作を世に送り出しています。
アメリカ西海岸のカウボーイが着用していたウェアをルーツに持つウェスタンシャツ。肩のあて布やスナップボタンといった独特のディテールが魅力です。

ウォッシュ加工が施された柔らかなコットン生地を採用しているので着心地は抜群。オールシーズンで活躍してくれるワークシャツをお探しの方におすすめです。
ヴィンテージウェアの収集家として知られるナイジェル・ケーボンが立ち上げたイギリスのファッションブランド。ヴィンテージウェアの生地やディテールから得たインスピレーションを反映したコレクションを展開しています。
ヴィンテージのプリゾナーシャツをベースにした「ナイジェル・ケーボン」のワークシャツ。ノーカラー、スナップボタン、左胸と右裾部のポケットといったディテールによるユニークなルックスが魅力です。

薄手のシャンブレー素材を採用しているので、着心地は軽やか。春夏用のワークシャツをお探しの方におすすめです。
「シェーブル」はフランスの老舗作業服メーカーです。本国の警察や消防隊の制服を手がけるなど、受け継がれる高い品質に定評のあるブランド。無骨なワークテイストをベースにカラーリングや素材で遊び心を加えた、フレンチブランドならではのアイテムで支持を集めています。
コットンの豊かな風合いを活かしたベーシックデザインのワークシャツ。フレンチカジュアルのシンプルなテイストが好みの方におすすめします。

ジャケットスタイルのインナーとして、コーデにワンポイントが欲しい場合の羽織ものとして、さまざまな場面で活躍してくれる汎用性に優れたアイテムです。
ドイツ人デザイナーが手がけるファッションブランド。素材へのこだわりが強く、デッドストックのヴィンテージ生地を用いたコレクションを展開しています。着るほどに馴染む着心地のよい服に定評のあるブランドです。
ヴィンテージのベッドシーツを使用したワークシャツ。張りのある独特の生地感やナチュラルなカラーリングによって完成したレトロなルックスが魅力です。

木目調のボタンを採用するなど、ディテールへのこだわりが随所に見受けられます。ゆったりとしたデニムと合わせてリラックスコーデを楽しむのに最適のワークシャツです。
アメリカの老舗ブランド。古き良きディテールをベースに、現代的なスタイルやシルエットを取り入れたアイテムで支持を集めています。デニムメーカーならではのハイクオリティな仕上がりが魅力のブランドです。
シャンブレーの生地感を活かした爽やかなワークシャツ。ダブルステッチで丁寧に仕上げられた胸ポケットが印象的なアイテムです。

裾のデザインはフラットなので、1枚で着用する際にもスッキリして見えるのがうれしいポイント。チノパンやデニムと合わせたシンプルコーデを楽しみたい方におすすめです。

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ